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こんにちは、サイト管理者の景山です。
今まで中古艇ドットコムを通して多くのオーナーさんが中古艇を売却されました。
その過程でさまざまな考え方の方々とお会いし、またさまざまな考え方があるのだなと教えられました。
中古艇の個人売買のお手伝いを今後続けていくにあたり、サイト管理者としての考え方を皆さんに知っていただく必要もあると思い、私なりの個人売買に対する考え方と中古艇ドットコムのスタンスをここに書かせていただきます。
これはあくまでもサイト管理者である私の考え方ですので、これをお読みになられている方の中には「何自分勝手な事を書いてるんだ」と思われる方もいらっしゃると思いますし、それも承知の上です。
ただ、このコラムをお読みいただき、ご理解いただけない方には中古艇ドットコムをご利用いただかなくても良いとも考えております。
これは決して「あなたが使わなくても中古艇ドットコムは困らないですよ」という殿さま商売的な考え方からでは無く、私共の考えにご賛同いただけない方が中古艇ドットコムを利用し、船を売買しても決してお互いに満足いく結果にはならないからです。
中古艇ドットコムは現在本部を含め11名のエリア担当者で運営されております。
ほとんどの代理店は本業を別に持ち、趣味とちょっとした実益を兼ねて活動しているのですが、もともと船が好きでこのような活動に参加しているメンバーだけあり、ただ船が売れれば良いと考えている訳ではありません。
この活動を通して海の仲間を増やし、そして売却した方にも購入した方にも喜んでいただき、再度中古艇ドットコムを使っていただけるようなお取り引きを切望しております。
我々の仕事は中古艇ドットコムのホームページを介して、掲載艇の購入希望者を探し、その方をオーナーさんにご紹介し、艇をご見学いただき、見学者にご自分の判断でその艇を購入するか否かを決めていただく事で、それ以上でもそれ以下でもありません。
勿論、その過程では細かい電話連絡の代行や場所や時間の取り決め、見学希望者のご案内を行い、その方が購入される事になれば売買契約書をご用意したり、名義変更に必要な書類をご用意させていただくような2次的なお手伝いも行っておりますが、あくまでも上記のようにホームページで船を見ていただくのが私どものメインパーパスとなります。
今まで中古艇ドットコム上で数多くの艇が売却されましたが、残念ながら全てが満足の出来るお取り引きだった訳ではありません。
幸いにも大きなトラブルは今の所一件も起きておりませんが、お取り引きの中には気まずい結果に終わってしまったものも数件あります。
そのほとんどは見学される際の見落としと、購入直後の故障などのトラブルです。
前者の「見学される際の見落とし」ですが、見学される際には皆さんかなり舞い上がっておられ、我々もビックリするくらい簡単にしか艇をチェックされない方が多いのです。
見学前には必ず中古艇ドットコムの担当者から「ホームページの内容はオーナーさんにお聞きした情報を元に作成しており、現艇の状態と違う場合が多々ありますので、ホームページの内容は参考までにしていただき、現艇を必ず細かくチェックして下さい。引き渡し後にはどんな理由でもクレームをお受け出来ませんから」とお願いしております。
その時は皆さん「はいはい、分かりました」と二つ返事でご返答下さり、その旨が記してある誓約書にもご署名下さるのですが、引き渡しの後に「ワイパーが動かないから直してくれ」とか「ビルジポンプが故障していた。オーナーから聞いてない」などとおっしゃられる方がたまにいらっしゃいます。
これも見学時にお話するのですが、「部分的な故障やキズ、汚れなどは中古艇を購入される以上、しょうがないとお考え下さい。それよりもこの状態の艇をこの価格で購入するべきか否かをお考え下さい。」とご説明しております。
実際、自分も今までに船を乗り継いで来ており、また私の経験からしても中古艇を購入して全くお金が掛からない状態で買える事はほとんど無く、特に中古艇ドットコムで多く掲載されている艇は10年近く(以上)経った艇が多いことなどからも、その辺はご理解いただかないと個人売買での中古艇の購入は難しいと思います。(今回私自身が平成2年式のPC−26を購入し、購入顛末記をコラムに掲載予定ですのでご覧下さい。)
船は何時も雨風の影響を受ける外に保管され、しかも金属には厄介な塩水で使用される事から、購入後ほとんど何の問題も無く、そのままの状態で使用出来るのは進水後5年以内の艇くらいだと思います。(一口に5年といってもオーナーさんの使用状況によってかなり違いが出てきますのであくまでも概算です。)
10年〜15年経過しているバブル絶頂期からバブル直後に発売された艇などは、モーターやポンプ・ケーブル・ベルトなどの小さいものも含めると、それこそどこが何時故障してもおかしくない年式です。
また機関などの大きな箇所も含め一度もエンジンの積み替えやオーバーホールを行っていない場合、故障などが起きる可能性は何時も付きまといます。
勿論、上記のような状況は個人売買だから起きることではなく、ショップさんで購入された艇でも起き得ることですし、またエンジンの故障などは進水から年数が経っていない艇でも起こる可能性は十分あります。
中古艇というのはそういうものなのです。
そしてもう1つトラブルとなる原因が引き渡し後の故障などです。
個人売買の場合、現状渡しで行っておりますので極端な話、引渡し後の回航中に機関故障などが起きても、前オーナーさんに金銭的な保証をして貰う事は出来ません。
我々中古艇ドットコムスタッフも船が好きでこの活動を行っておりますが、決して船のメカニックではありませんので、エンジン音を聞いてエンジンの好不調を判断出来るものではありませんし、取材時に気がつかないトラブルやその兆候もあると思います。
また、中古艇ドットコムのスタンスは、あくまでもオーナーさんからいただいたコメントを掲載し、購入者を募る広告業ですので、決して船の品質を保証するものではありません。
上記のコメントは「無責任なコメント」「責任逃れのコメント」だと取られかねないのですが、実際我々が船の品質まで保障して船のお取り引きのお手伝いをする事は、我々のいただいている広告料の額などを考えても現状では不可能ですし、また後々の責任までは取ることが出来ない事を明言させていただく事によって中古艇ドットコムが本来の個人売買である事をご理解いただけると考えております。
以前、修理を前提に出品していた艇を購入して下さった方ですが、「購入後に思った以上修理代が掛かった」とご連絡がありました。
確かにそのお話をお聞きすると非常に申し訳ないとは思いますが、その方がじっくり見学された上で修理費の正確な費用を算出出来なかったように、その辺の判断は我々でも難しいのが現状です。
その事は見学時にも何度もお話しておりますし、見学時にはその方もご納得されておりました。
その方は「全ての掲載艇をマリンサーベイヤーに調査して貰ってから出品するべきだ」とおっしゃいましたが、実際その費用を誰が負担するかという問題もありますし、またそのような事を行っていけば最終的には「中古艇ドットコムで補償を付けろ」という話になり、もしそのような事になればその費用は全て艇の価格に反映されてしまい、また個人売買という範疇を超えてしまい全く別の取り引きとなってしまいます。(勿論、見学者さんが見学時にサーベイヤーを同行される事には全く問題ございません。)
中古艇ドットコムの考え方は「ノークレーム・ノーリターンの現状販売」というのがベースとなっています。
これは非常に単純な事で、船を引き渡した後に、どのような問題があってもクレームの対象にならないという事です。
そしてもう一点。
中古艇ドットコムの記事は「オーナーさんからお聞きした事を、そのまま掲載する」というのがスタンスです。
勿論、内外装の質感などの表現には、取材スタッフの主観が多分に入りますし、何か問題点を見つけた場合は、例えオーナーさんが「この部分はホームページに載せないでくれ」とおっしゃられても、隠さず掲載する事にしております。
ただ1時間程度の取材時間では見つける事が出来ない不具合が存在する可能性は十分ありますし、また全てのオーナーさんが不具合箇所を正直に言ってくれるかというと、残念ながらそうでは無いと思います。
中には不具合箇所を隠して売却しようとする方もいらっしゃると思います。
私は見学時に見学者さんに「船だけで無く、オーナーさんの人柄も見て下さい。」とお伝えします。
これは個人売買では非常に重要な事だと思います。
船を気に入っても、オーナーさんが胡散臭かったら購入を止めるくらいの気持ちが必要だと思います。
ここまで色々と書いてしまうと、個人売買のマイナス面だけが強調され、腰が引けてしまうかもしれません。
ただ、中古艇ドットコムではお取り引きの後に「中古艇ドットコムで船を買わなければ良かった」とだけは言われたく無いのです。
出来れば100%の方に「中古艇ドットコムで購入して良かった、また使わせて貰うよ」といっていただける事が望みです。
しかし、現実には中古艇である以上、大なり小なり故障は付いて回る問題ですので、少なくとも私どもの「ノークレーム・ノーリターンの現状販売」をご理解いただける方だけに中古艇ドットコムをお使いいただきたいと考えております。
購入希望でお問い合わせ下さる方に現状販売である旨を説明すると「個人売買でも最低1月くらいは保証をつけるべきだ」とか「アメリカの船の取り引きでは云々」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
上記のようにさまざまな意見をいただきますので、個人売買に対しての考え方は人によってかなりの違いがあるのも理解しております。
そしてトラブルが起きた時は、売却者と購入者双方が自分に有利な見解を主張されます。
こうなると絶対に通常の話し合いでお互いが納得する事はありません。
ですので、中古艇ドットコム掲載艇のお取り引きに関しては、中古艇ドットコムの決めたルールの中でお取引を進めさせていただき、また問題が起きた際はそのルールに則って問題解決を行うようにしております。
これは利害が相反する2者間で、問題が起きないようにお取引を行う上で非常に重要な事となります。
その為にも明確なルールが必要になり、その結果そのルールをご理解いただけない方に中古艇ドットコムのご利用をお止めいただくのは、非常に残念ですがしょうがない事だと考えます。
だらだらと長い文章になった割には、私の気持ちが十分に伝える文章を書くことが出来ずに非常に残念ですが、今後ともサイト管理者をはじめ、各エリア代理店一同、誠心誠意この活動を行っていくつもりでおります。
是非とも皆さんのご理解をいただけますよう、心からお願い申し上げます。
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