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せっかく手に入れたイギリス製40フィートのモータークルーザーですが、思わぬ事件に巻き込まれ、売却のせざる得ない事態に発展しています。
少しづつ内装をキレイにし始めており、随分と当初の状態に比べると良くなって来ていたのですが、弊社の社員でもあり、唯一のクルーでもあった加藤くんが交通事故の為、両足を骨折し、長期入院を余儀なくされてしまいました。
そこで突然突きつけられたのが「一人では船を出せない」という事実です。
普段から週末は中古艇ドットコムの活動が忙しく、船を出すのは主に平日でした。
僕にも決して友達がいない訳ではないのですが(多分)、土・日曜日に休みがある友人達では、平日出航のクルーにはなりませんし、入出航の度にマリーナの方々の手を煩わせるのも気が引けますので、現段階では売却するしか無いと考えております。
次に購入するとしたら一人でも気軽に出航出来る25〜最大でも28フィート程度のクルージング艇になると思います。
でも、このサイズですと僕の船の使い方である「船中泊」には、ちょっと小さいのも事実です。
こう考えていると「なかなか全ての欲求を充たしてくれる船」は無いものだと思い至ります。
しかし、ふと考え方を180度変えてみると、どんなタイプの船でも、その船に合った遊び方があるということに気が付きました。
確かに今の40フィートに比べると、その前に乗っていたPC−26は船内に泊るには多少窮屈かもしれません。
ですが、今の40フィートで出来ない遊び、例えばウェイクボードだったり、釣りだったりが出来ましたし、何より気軽に出航する事が出来たのが大きな魅力でした。(大きな船でも釣りが出来る船は沢山ありますが、、、)
そう考えると、次は何を買おうか考えるのが楽しくなってきます。
やはり今の僕には経済的にも、周りの環境から考えても25〜28フィート程度の船が合っていると、今更ながら思います。
今までは「船に泊るにはサイズに余裕が無いと」という思いばかり先行していましたが、今の僕の状況でこのサイズの船を一人で持っていても、ほとんど出航出来る機会が無く、海上別荘としての使い方しか出来ないような気がします。
以前から友人に「景山が買う船はエンジン無しでもOK」などと、冗談を言われていましたが、エンジンがあっても出航したい時に出航出来ない船は面白味も半減どころか90% offですよね。
今年の正月にも姉夫婦が子供を連れて遊びに来ました。
いつものようにバーベキューをして、その日は船に泊り、翌日ちょっと出そうかとも考えましたが、その日の風は桟橋側から隣の船に向かって吹いている風で、また男手は僕と義兄だけ。
しかも義兄は船に関して全くの素人だった事もあり、この風の向きで2人だけだと、出航はともかく、置き場に戻す事が困難だと判断し、その日は出航を諦めました。
このように購入してからの数ヶ月で、出したくても出せない事が数回ありました。
現在の船を買ってから書いたホームページに掲載している最近のコラムを見て「僕も大きなサイズにステップアップしたいんだけど、景山さんの購入した船は何と言う船??」と云うご質問メールを何通もいただきました。(ホームページに船名を載せてませんでしたから、、、)
そのメールをいただいた方のほとんどが、25〜28フィート程度の船をお持ちになられているオーナーさんで、まさに数ヶ月前の僕と同じ状況にある方々でした。
大きなサイズの船には、小さな船に無い良さも沢山あります。
今の船でしたら、FBだけでも7〜8人乗れますので、夏場の花火大会でもユッタリと見学出来ますし、4〜5人でしたら船に泊っても十分リラックスする事が出来ます。
ですが、今回の僕のように周りの状況が伴わないのに無理して大型艇を手に入れても、結局使いこなす事が出来ず、買い替えを余儀なくされる可能性もありますので、良くお考えの上ステップアップする事をお勧めしております。
少なくともある程度大きな船はスラスターが付いていないと、神奈川のマリーナに係留保管の場合、一人での出航はかなり大変だと思います。(僕の腕前では無理です。)
また、船のサイズが大きくなればなるほど、修理代の金額も桁が変わってきますので要注意です。
今の艇を購入した直後に行ったマリーナさんのファーストチェックで見つかった機関の不良箇所修理と、電気配線の引き直し工事だけで結局130万円ほど掛かりました。
その請求書を見ていると、以前船外機のFR−23に乗っていた頃の修理代の請求書が懐かしく思えます。
ちょとした修理でしたら数万円の請求でしたし、大きな故障が無かった事もあって10万円を越える請求は一度も無かったと記憶しています。
大きな船には憧れますし、また大型艇ならではの楽しさもありますが、船の楽しみは大きさだけでは無いと思い知った今日この頃です。
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