ヤマハMS-24(MS-24)2024/08/22更新
基本情報
船名 | ヤマハ MS-24 (サイズ:24ft) | ||
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船体型式 | MS-24 | ||
サイズ(船検証) | 全長:6.85m 全幅:2.57m 全深:1.43m | ||
進水年月日 | 1981(昭和56)年2月20日 | 製造年式 | - |
航行区域 | 限定沿海 | ||
船底塗装歴 |
あり 現在は船底塗装なし |
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定員 | 10人 | 次回船検 | 中間検査(2025年08月10日) |
清水タンク容量 | - | 保管状態 | 陸上 |
取材 | あり | 出品エリア | 香川(中四国) |
エンジン関連
メーカー | ヤンマー | エンジン型式 | YS8 |
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燃料種類 | ディーゼル | 搭載数 | 1基 |
船検証記載馬力 | 3.0馬力 / 1,800rpm(回転数) | 推進機器種類 | シャフト船 |
巡航速度(参考) | - | 最高速度(参考) | 約6ノット |
燃費/時間当り(参考) | - | 燃料タンク容量 | 約25リットル |
※上記に表示されたモデル名・サイズ年式・エンジン仕様・エンジン馬力・燃料種類・速度・燃費などの数値は、中古艇ドットコムで確認を取ったものではありません。オーナー様からいただいた情報を基に記載しておりますが、オーナー様の記憶違いや勘違いの可能性もありますので、あくまでも、参考までにご覧いただき、最終的には自己判断にてご購入をお決め下さい。
※使用時間は、メーターの表示時間を記載しております。あくまでもメータの表示時間ですので、実際の使用時間を補償するものではありません。
※巡行速度・最高速度に関しては、オーナー様からお聞きした速度を記載しておりますが、オーナー様の記憶違いや、船の状態により記載されたスピードが出ない可能性もあります。あくまでも参考までにご覧下さい。燃費やタンク容量などの数値に関しても同様です。
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掲載艇写真
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外観全体
24ftとしては幅広の艇体と喫水の浅いセミロングキールが特徴的です。マストはシングルスプレッダーのオンデッキタイプです。
ハル周り
ハルには大きな損傷や補修跡も見受けられませんでした。ハルの塗装やラインテープは日焼けなどで船齢なりに劣化しています。
船底周り
現在、船底塗装やペラへの塗装はされていません。鉄製のバラストキールは下端の塗装にクラックが見られるため、おそらく表面が錆びていると思われます。船底の塗装の際にはサビを削り取ったほうがよさそうです。
デッキ周り
デッキ全体も大きな損傷やクラックも見当たらず、船齢からすると良い状態を保っています。シートやハリヤード類もすぐに取り換えが必要な劣化が進んだものは見当たりませんでした。操舵席前のアクリルは塩害によるクラックが多数ありますが大きな割れはありません。航海計器は風見とGPSとコンパスのみ。ブームとメインセール、エンジンリモコンのレバーは外してキャビン内に保管していました。
操船席周り
室内(全体)
室内は24ftとしてはかなり広いと思われます。階段降りて左側がギャレー、右側後ろにクォーターバース、キャビンセンター部分は左右に4名分の座席とセンターテーブル、奥側のバウバースとはカーテンで仕切れるようになっています。バウバースの下にトイレがあるレイアウトです。現在、クォーターバースにはブームとメインセイルが収納されています。キャビン内は雨漏りもなくドライな状態でした。
ギャレー(キッチン)周り
ギャレーは小さいながらも必要最小限の装備は備えています。シンクの清水はフットポンプ式、ジンバル式のカセットコンロ、奥側はアイスボックスになっています。
トイレ・シャワー周り
バウバースのクッションを外すと手動式のマリントイレがあります。マリントイレは数年前に取り替えたとのことです。
エンジン周り
メインエンジンはヤンマーのYA8(3ps)。現状では問題なく稼働しているとのこと。シンプルな構造の単気筒エンジンで、見た目のサビなども少ない印象でした。上架のたびに水道水で水洗をしていることも状態が良いことの理由のひとつです。2020年3月にインペラを取り替えたとのことです。補機の船外機も定期的にエンジンを掛けているとのことです。
備考書類/カタログ
販売当時のカタログと、新艇時の取説が残っていました。かなり貴重と思われます。
備品情報
- 航海計器
-
・GPS単体
・オートパイロット
・コンパス
- 外装品
-
・バウハッチ
・トランサムステップ
・トランサムゲート
・航海灯
・船外機ブラケット
・ラット仕様
- 内装品
-
・ジンバル式コンロ
・ギャレーシンク
・トイレ
- 装備品
-
・ビルジポンプ
- セイリングギア
-
・スピン艤装
・バウポール
・プライマリーウインチ
- セイル
-
・メインセイル
・ジブセイル
・スピネーカー
- 備品
-
・補機
・船台
・アンカーロープ
・フェンダー
- 法定備品
-
・法定備品(詳細未確認)
・アンカー
・ライフジャケット
今回ご紹介の艇は1981年進水のヤマハMS-24です。名の通りモーターセーラーですので、喫水が浅いセミロングキール、24ftとしては珍しいラット仕様と、かなり広いキャビンが特徴です。船齢は42年ですので、経年劣化や使用に伴うキズは全体にありますが、このあたりの年式のヤマハ艇はFRPの積層も厚く頑丈ですので、手入れ次第ではまだまだ使えそうなコンディションです。
ワンオーナーではありませんが、約40年は現在のオーナーさまが所有しているため、履歴がはっきりしています。20年ほど前までは高知県で係留保管、その後は香川県高松市で陸置き保管されているため、係留キズや塩害による劣化が少ない印象です。陸上保管時には日焼けや風雨による劣化防止のためブームやセイルはキャビン内に収納しています。現在は船底塗装やペラの塗装は施されていません。
エンジンは進水当初から搭載されているヤンマーYS8。シンプルで頑丈なディーゼルエンジンですので日常的なメンテナンスを施すことで、現在も問題なく動いていますが、万が一のため補機としてヤマハの2ストローク9.9psを搭載しています。
モーターセーラーですのでマストは低めでセイル面積も小さいため帆走性能はそれなりですが、シングルハンドでも取り回しが楽というメリットもあります。現在セイルはメインセイルとレギュラージブ、セルフタッキングジブ、スピネーカーがあります。今回は取材は陸上のみでしたので、セールの展開やエンジンの始動はさせていません。詳細の確認は見学の際にお願いします。
現在使用している船台は、今回の売却価格に含みます。また、保管場所の継続利用も交渉により可能とのことでした。
現状で問題なく使えるコンディションの艇ですが、船齢なりの痛みや航海機器の追加など、維持して楽しむためにはそれなりの手間も掛かると思われます。セイリングも楽しみたいし気軽にボートのようにも使いたい、日常的なメンテナンスや補修はDIYで対応できる方にお勧めな艇です。
※見学・試乗いただく場合には、施設クレーン使用料5,160円をご負担ください。